「宅建は独学でも受かる」
ネットで検索すると、こうした意見をたくさん見かけます。実際、独学で合格している人も多く、不可能ではありません。
でも同時に、「独学はきつい」「途中で挫折した」という声も同じくらい多いのが現実です。私自身も独学で2年かかりましたが、1年目は途中で何度も心が折れそうになりました。
この記事では、宅建独学が「きつい」と言われる理由と、挫折しやすい人の共通点を整理します。
後半では「独学がきつくなりやすい人のチェック項目」もまとめているので、自分がどちら側かを考えながら読んでみてください。
宅建独学がきついと言われる主な理由
まず、なぜ独学が「きつい」と言われるのか。実際に独学を経験した私が感じた理由を挙げていきます。
理由①:法律用語が初見だと意味不明
宅建は法律系の資格です。民法、宅建業法、法令上の制限など、日常では使わない言葉がたくさん出てきます。
「抵当権」「根抵当権」「瑕疵担保責任」「用途地域」…。
初めて見る人にとっては、言葉の意味を理解するだけで一苦労です。
テキストには説明が書いてありますが、その説明自体が難しく、
「説明を理解するために、さらに別の説明が必要」
という状態になりがちです。独学だと、ここで手が止まってしまう人が多くいます。
理由②:勉強の優先順位が分からない
宅建の試験範囲は広く、すべてを完璧に覚えるのは現実的ではありません。合格するには「どこに力を入れるか」という戦略が必要です。
しかし独学の場合、この判断をすべて自分で行う必要があります。初学者には、どこが頻出で、どこが後回しでいいのか分かりません。
結果として、
- すべて覚えようとして時間切れになる
- 逆に重要な部分を飛ばしてしまう
といった状態に陥りがちです。
理由③:モチベーション管理がすべて自己責任
独学の最大の難しさは、「今の勉強が正しいか」を確認する相手がいないことです。
仕事で疲れた日や予定がある日でも、私はできる範囲で勉強を続けていました。
ただ、独学だと「この進め方で本当に合っているのか」を判断する基準がなく、
手応えのないまま時間だけが過ぎていく感覚がありました。
結果として、試験が近づいてから勉強の方向を修正しようとしても、
残された時間では立て直しきれず、不合格という結果になりました。
理由④:質問できる相手がいない
独学で一番困るのが、「分からないことを誰にも聞けない」ことです。
ネットで調べれば答えは見つかりますが、時間がかかりますし、その理解が正しいのか確信を持てないまま進むことになります。
この「モヤモヤした状態」が積み重なると、勉強そのものが苦痛になっていきます。
理由⑤:孤独との戦いになる
独学は基本的に一人です。
周りに同じ目標を持つ人がいないと、「本当にこのやり方で合っているのか」という不安が強くなります。
この孤独感に耐えられず、途中で挫折してしまう人は想像以上に多いです。
独学で挫折しやすい人の共通点【チェックリスト】
ここからは、私の経験や周囲の話から見えてきた
**「独学がきつくなりやすい人の特徴」**をまとめます。
当てはまる数が多いほど、独学以外の方法も検討する価値があります。
① 勉強にブランクがある人
学生時代から時間が経っていると、勉強の感覚を取り戻すだけでも時間がかかります。
→ 対策:最初は量より「毎日触れる」ことを優先する必要があります。
② 計画を立てても続かない人
計画倒れが続くと、独学では立て直しが難しくなります。
→ 対策:月単位ではなく「週の最低ライン」を決める方が現実的です。
③ 完璧主義な人
全部理解してから次へ進もうとすると、範囲の広さに押しつぶされがちです。
→ 対策:「7割理解でOK」と割り切る場面が必要になります。
④ 分からないことを放置できない人
一つの疑問に何時間も使ってしまうと、全体が進みません。
→ 対策:後で戻る前提で先に進む判断が重要です。
⑤ 仕事が忙しく、勉強時間が不規則な人
勉強時間が確保できない日が続くと、そのままフェードアウトしがちです。
→ 対策:短時間でも「やらない日を作らない」工夫が必要です。
⑥ 一人で悩み続けてしまう人
独学では相談相手がいないため、問題が長期化しやすいです。
→ 対策:外部の情報や第三者の視点を早めに取り入れることが有効です。
⑦ 「今年絶対に受かりたい」というプレッシャーがある人
独学は失敗したときのダメージが大きくなりがちです。
→ 対策:確実性を重視するなら、環境選びが重要になります。
⑧ お金をかけたくない気持ちが強すぎる人
節約優先で遠回りになるケースもあります。
→ 対策:時間とお金、どちらを優先するか一度整理してみましょう。
それでも独学が向いている人の特徴
ここまで厳しいことを書きましたが、独学が向いている人もいます。
- 自分でスケジュールを組んで実行できる
- 分からないことを自力で調べるのが苦にならない
- 一人でコツコツ続けるのが得意
- 時間に余裕があり、1年で受からなくても次がある
- 法律や不動産の基礎知識がある
こうした人は、独学でも十分に合格を目指せます。
独学がきついと感じたときの現実的な選択肢
もし今、独学がきついと感じているなら、無理に続ける必要はありません。
勉強法を変えることは、逃げではなく戦略の変更です。
通信講座やオンライン学習など、独学以外の選択肢もあります。
特に
- 独学は厳しそうだと感じた
- 今年は確実に合格したい
という人は、一度立ち止まって方法を比較検討する価値があります。
まとめ:きついのは能力のせいじゃない、方法の問題
宅建独学がきついのは、あなたの能力が足りないからではありません。
単純に、その方法が自分の性格や環境に合っていないだけかもしれません。
- 独学が向く人もいれば、向かない人もいる
- 大事なのは「やり切れる方法」を選ぶこと
もし独学に限界を感じているなら、
**「独学を続けるか」「別の方法を使うか」**を一度整理してみてください。
👉 次の記事
「宅建 独学 vs 通信講座|結局どっちが合う?」
で、それぞれの違いを具体的に比較します。
