高校時代のムーンフェイスがトラウマだった。だから私は食事管理を始めた

鏡を見るのが怖かった高校時代

高校2年生のとき、病気の治療でプレドニンを服用しました。
するとわずか数日で、顔が丸く膨らみ、顎のラインが消えていきました。
それが「ムーンフェイス」。副作用として知られてはいたけれど、実際に自分の顔で起こると想像以上につらいものでした。

顔には赤くて痛いニキビが増え、鏡を見るたびに落ち込みました。
朝は前髪で顔を隠し、マスクをして登校していました。
クラスメイトの何気ない「太った?」「顔、どうしたの?」という言葉が、心に刺さりました。

医師に相談しても、「副作用だから我慢してください」と言われるだけ。
当時の私は、ただ鏡の前で泣くしかありませんでした。

再びプレドニンを服用することに

社会人になってから再び病気が再発し、再度プレドニンの処方を受けました。
「また、あの顔になるのかも」
その瞬間、胸が冷たくなりました。高校時代のトラウマが一気によみがえったのです。

でも今回は、あの頃のように“我慢するだけ”では終わらせたくありませんでした。
「今度は、自分でできることをやってみよう」
そう決めて、私は副作用について徹底的に調べ始めました。

薬剤師さんとの会話がきっかけだった

処方箋を受け取った薬局で、勇気を出して聞きました。
「ムーンフェイスって、どうすれば防げますか?」

薬剤師さんは少し考えてから、こう教えてくれました。

  • プレドニンを飲むと肝臓から糖が出続ける
  • インスリンの働きが弱まり、血糖値が高い状態が続く
  • 糖が脂肪としてため込まれやすくなる

つまり、ムーンフェイスは“むくみ”だけでなく、“糖代謝の乱れ”も関係しているというのです。
その話を聞いた瞬間、「もしかしたら食事で少しはコントロールできるのでは」と希望が湧きました。

糖質制限を始める決意

私はその日から、食事管理を始めました。
1日の糖質量を20g前後に抑え、代わりにタンパク質と脂質をしっかり摂る。
糖類ゼロの商品にも注意し、原材料を必ずチェックするようにしました。

「食事なら自分でコントロールできる」
そう思うだけで、心が軽くなったのを覚えています。
高校時代は何もできなかったけれど、今は自分の意思で動ける。
それが何よりも大きな違いでした。

自分でできることを見つけた

薬剤師さんの言葉をきっかけに、私は「食事で副作用を軽減する」という挑戦を始めました。
完全に防げるわけではないけれど、“何もしないで後悔する”よりはずっといい。

現在服用開始し3週間となりましたが、ムーンフェイスもニキビもほとんど出ていません。
「やってよかった」
そう思えるのは、あのとき勇気を出して一歩を踏み出したからだと思います。

もしれない。でも、何もしないよりは、少しでもできることがあるかもしれない。


次回予告:「プレドニン服用中の糖質制限|私が実際に行った食事管理の方法」

次回は、具体的にどんな食事を心がけたのか、糖質制限を始めたきっかけと実践方法をお伝えします。

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